Fine-tuning
これらのオプションは XD と Figma 間の特定のレンダリング差異に対応し、わずかなトレードオフと引き換えに視覚的な精度を向上させます。
ご注意: 微調整機能は Pro プラン(買い切り $29) の機能です。プラグイン本体は無料でインストールでき、Free プランでも構造・スタイル・グループなどの基本変換はご利用いただけます。
クイックリファレンス
Correct gradient angle for non-square elements(非正方形要素のグラデーション角度補正)
デフォルト: ON XD と Figma ではリニアグラデーションの座標系が異なります。正方形でない要素では斜めのグラデーション角度にわずかなずれが生じます。このオプションはその差異を補正します。
注意: まれに補正により結果が悪化する場合があります。変換後のグラデーションがおかしい場合は OFF にしてください。
Expand clip frames to fit text(クリップフレームのテキスト見切れ拡張)
デフォルト: OFF XD と Figma ではフォントメトリクスが異なるため、フレーム境界でテキストが見切れることがあります。ON にすると、クリップフレームが自動的に数ピクセル拡張されてテキストの見切れを防ぎます。
トレードオフ: フレームサイズが XD の元サイズよりわずかに大きくなります。
Prevent text clipping (clamp lineHeight)(テキストの見切れを防止)
デフォルト: OFF
XD では lineHeight が fontSize より小さくても単一行テキストは正常に表示されます。Figma ではテキストがクリッピングされます。ON にすると、行高さがフォントの自然な高さ以上にクランプされます。
使いどころ: テキストが見切れている場合(特に大きな装飾テキスト)に有効にしてください。
Fix single-line text vertical offset (lineHeight=AUTO)(単一行テキストの上下ずれを修正)
デフォルト: OFF
XD では lineHeight が単一行テキストの表示に影響しませんが、Figma ではテキストボックス内でグリフを下にずらす「ハーフレディング」が発生します。異なるフォントサイズのテキストがオートレイアウト内で横並びになると、垂直方向のずれとして顕在化します。
ON にすると、単一行テキストの過大な lineHeight を正規化し、ハーフレディングのずれを解消します。縦方向のオートレイアウトでは、XD の座標データから適切な高さを計算して適用します。
症状の例:横並びレイアウトでアイコンとテキストの整列が崩れる
実例として、fontSize=12 / lineHeight=60 のように lineHeight が極端に大きい単一行テキストが、横方向オートレイアウト内でアイコンと並んでいるケースです。XD ではきれいに揃って見えますが、Figma に変換するとハーフレディングの影響でテキストが大きく下にずれて、アイコンとの整列が崩れます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
fontSize | 12 |
lineHeight | 60 |
| 補正前のずれ量 | 約 24 px(ハーフレディングの概算: (lineHeight − fontSize) / 2) |
| 補正後のずれ量 | ほぼ 0 px(XD の見た目と一致) |
「アイコン + ラベル」「ボタン内アイコン」「フッターのナビ項目」など、横並びでサイズの異なるテキストが並ぶレイアウトで特に目立ちます。
適用判断のフロー
用途に応じて以下のいずれかを選びます。迷ったら 親 ON + 子 ON(オートレイアウト内のみ)から試すのが安全です。
| ケース | 親オプション | Auto-layout children only | 備考 |
|---|---|---|---|
| オートレイアウト内のテキストだけ整える(推奨) | ON | ON | 副作用が最も小さい |
| 単一行テキスト全体に適用したい | ON | OFF | 装飾テキストにも影響、変換後に要確認 |
| 何もしない(既定動作) | OFF | — | XD の lineHeight を保持 |
Auto-layout children only(Auto Layout 配下のみ)
デフォルト: ON(親オプションが有効な場合)
正規化をオートレイアウトフレーム内のテキストのみに限定します。OFF にすると条件を満たすすべての単一行テキストに適用されます。
トレードオフ: 正規化されたテキストは元の lineHeight 値を失います。後からテキストを複数行に変更した場合、行間は XD の値ではなく Figma のデフォルトが使われます。
関連オプション: Prevent text clipping (clamp lineHeight) との違い
Fix single-line text vertical offset と Prevent text clipping (clamp lineHeight) は名前が似ていますが、解決する問題が異なります。
| オプション | 解決する問題 | 典型ケース |
|---|---|---|
| Fix single-line text vertical offset | lineHeight が大きすぎてグリフが下にずれる | アイコン + ラベルの横並び |
| Prevent text clipping (clamp lineHeight) | lineHeight が小さすぎてテキストが見切れる | 大きな装飾テキスト |
役割が独立しているため、必要に応じて 両方を ON にして問題ありません。
関連ページ
- Features: 微調整機能 — グラデーション補正・テキスト見切れ対策・ハーフレディング補正の機能解説
- Guide: Auto Layout オプションリファレンス — オートレイアウト変換オプション
- Guide: Components オプションリファレンス — コンポーネント関連オプション
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