Figma の日本語化 — 言語設定・メニュー日本語化・UI ローカライズ完全ガイド
「Figma を日本語で使いたい」「メニューが英語のままで操作に詰まる」— Figma を始めたばかりの方や、英語 UI に慣れていない方からよく聞く悩みです。
実は、Figma は公式に日本語 UI に対応しています。設定画面から表示言語を切り替えるだけで、メニューやツールチップ、ダイアログが日本語になり、英語 UI で消耗していた心理的コストが大きく下がります。
この記事では、Figma の日本語化 — 言語設定の変更手順、日本語化される範囲・されない範囲、メニュー日本語化の現状、つまずきやすいポイント までを、これから日本語環境で Figma を使い始める方向けに整理します。
この記事で得られること
- Figma の日本語 UI 対応の現状と、設定画面からの切り替え手順
- メニュー・ツールチップ・パネルが日本語化される範囲と、英語のままになる範囲
- UI 言語と「デザインデータ内の日本語テキスト」が別物である理由(混同しやすいポイント)
- 言語設定が反映されない / 一部だけ英語のまま、といったケースの対処
- プラグインの日本語対応の考え方
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この記事は Figma 本体の UI を日本語化する話 にフォーカスしています。デザイン中の 日本語テキストの描画精度(フォント・ベースライン・行間)については、日本語テキスト完全性ガイド を参照してください。XD から Figma へ日本語環境を整えて移行する全体像は XD → Figma 移行 実践ガイド にまとまっています。
📝 はじめに — Figma を日本語で使いたいとき
Figma を日本語で使いたい、と検索する方の状況は、おおまかに次のパターンに分かれます。
- Figma を始めたばかり: 英語 UI のメニュー名が直感的でなく、操作で詰まる
- チームメンバーが日本語環境を希望: 全員が英語に慣れているわけではない
- 教育・学習で使う: 日本語の教材と Figma の表示が一致したほうが理解しやすい
- XD など日本語 UI のツールから移行: 操作の対応関係を把握する間だけ日本語で使いたい
どの状況でも、Figma 本体の言語設定 1 つで UI を日本語化できるため、英語 UI で消耗する前にまず日本語に切り替えてしまうのが効率的です。手順そのものは数クリックで完了します。
🌐 Figma の日本語 UI 対応について
Figma は 公式に日本語 UI に対応 しており、エディタ画面・設定画面・ダイアログを含む幅広い領域が日本語化されています。新規にアカウントを作成したユーザーも、既存ユーザーも、設定の変更だけですぐに日本語 UI に切り替えられます。
まず押さえておきたい 2 つのこと
- 日本語化されるのはアプリケーション UI(メニュー、ツールチップ、設定画面、ダイアログなど)。デザインデータの中身は影響を受けません。
- 設定はアカウント単位 で保存されるため、Web 版・デスクトップ版・別端末でログインしても同じ言語設定が引き継がれます(モバイルアプリは OS 設定追従が一般的です)。
つまり「Figma を日本語化する」と言ったとき、操作するためのツール側が日本語になる のであって、作成中のデザインが自動的に日本語に翻訳されるわけではない という点を最初に押さえておくと、後の混乱を避けられます。後者については UI 言語とデザインデータの言語は別物 で詳しく整理します。
⚙️ Figma の表示言語を日本語に変更する手順
表示言語の変更は、Figma の設定画面(Settings / 設定)から行います。Web 版・デスクトップ版どちらも同じ設定が共有されます。
Web 版・デスクトップ版(共通)
- 画面左上のアカウントアイコンをクリック
- メニューから Settings(または 設定)を選択
- 設定画面の中から Language(または 言語)の項目を開く
- 表示言語のセレクタから 日本語 を選択
- 設定を保存後、ページの再読み込みまたはアプリ再起動で日本語 UI に切り替わる
具体的なメニュー名や設定画面のレイアウトは Figma のアップデートで変わることがあります。最新の手順は Figma 公式ヘルプの「言語設定」項目 を併せて確認してください。
切り替え後にリロードまたは再起動
言語を変更した直後は、画面の一部が前の言語のまま残ることがあります。ブラウザのリロード(Web 版)または デスクトップアプリの再起動(Mac / Windows 版)で完全に切り替わります。それでも一部だけ英語のまま残るケースは 日本語化でつまずきやすいポイント を参照してください。
モバイルアプリ(iOS / Android)
モバイルアプリの表示言語は、端末側の OS 言語設定に追従 するのが一般的です。OS の言語を日本語にしておけば、Figma モバイルアプリも日本語表示になります。アプリ単独で言語を切り替える設定は、執筆時点では提供されていません。
📋 日本語化される範囲とされない範囲
Figma の日本語 UI は、操作系の UI が中心です。デザインデータ自体やコミュニティのコンテンツには影響しません。下記は典型的な対応範囲のまとめです。
| 対象 | 日本語化 | 補足 |
|---|---|---|
| トップメニュー / ファイルメニュー | ✅ 対応 | 「ファイル」「編集」「表示」など、主要な操作メニューが日本語化される |
| ツールバー / プロパティパネル | ✅ 対応 | レイヤー / アセット / デザイン / プロトタイプ / インスペクト 等の主要パネル |
| 右クリックメニュー / ダイアログ | ✅ 対応 | 操作系メニューの大半は網羅されている |
| 設定画面 / アカウント管理 | ✅ 対応 | 設定項目名・説明文・通知メッセージ |
| 公式ヘルプ・ドキュメント | ⚠️ 部分対応 | 日本語化されているページとそうでないページが混在、新機能の解説は英語が先行することが多い |
| Figma Community のコンテンツ | ❌ 非対応 | 投稿者が記述した言語のまま(多くは英語)。掲載側の翻訳は行われない |
| プラグインの UI | ❌ プラグイン側次第 | Figma 本体の言語設定とは独立。各プラグインが個別に日本語対応するかどうかで決まる |
| デザインデータ(テキスト・レイヤー名) | ❌ 非対応 | ユーザーが入力した内容そのままで、UI 言語の影響は受けない |
要点を 1 行でまとめると、「自分が操作する UI は日本語、自分が作るデザインは作成時の言語のまま」 という構造です。
🗂️ メニューの日本語化 — どこまで日本語になるか
「メニューが日本語にならない」と感じる方の多くは、何らかの限定された範囲を期待している ケースです。Figma の日本語 UI は、エディタ内の主要なメニュー類は ほぼ網羅的に日本語化 されていますが、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
日本語化される主なメニュー
- トップバー: ファイル / 編集 / 表示 / オブジェクト / テキスト / 配置 / プラグイン / ヘルプ など
- 右クリックメニュー(コンテキストメニュー): コピー / 貼り付け / グループ化 / フレームに変換 / コンポーネントを作成 などの操作系
- サイドパネル: レイヤー / アセット / デザイン / プロトタイプ / インスペクト など
- 設定 / アカウント管理画面: ユーザープロファイル / 通知設定 / プライバシー設定 / 言語設定 など
日本語化されにくいもの・例外
- 新機能リリース直後の項目: 一部の新機能は英語のまま残ることがあり、後続の翻訳更新で順次日本語化されます
- 専門用語のカタカナ表記: たとえば「オートレイアウト」「フレーム」「コンポーネント」のように、無理な訳語ではなくカタカナ表記が選ばれることが多い
- Beta 機能やサードパーティ統合: 翻訳が後回しになる傾向があり、英語のまま表示されることがある
- コミュニティ・公式ブログの一部記事: 日本語版が用意されていない記事は英語のままリンクされる
これらは「日本語化が中途半端」というより、カタカナによる現代的な訳語選定 や 新機能の段階的翻訳 といった現実的な運用の結果です。慣れてくると、英語の専門用語との対応関係が掴めるため、日本語版・英語版を行き来する負担も小さくなります。
🎨 UI 言語とデザインデータの言語は別物
Figma の日本語化でよく混同されるのが、UI の言語とデザインデータの中身の言語 です。両者は完全に独立しているので、最初に整理しておくと混乱を避けられます。
| 項目 | UI 言語設定の影響 |
|---|---|
| メニュー・ボタン・ツールチップ | ✅ 影響する(日本語 UI なら日本語表示) |
| デザイン内のテキストレイヤーの内容 | ❌ 影響しない(自分が入力した言語のまま) |
| レイヤー名 / フレーム名 | ❌ 影響しない(自分が命名した言語のまま) |
| ファイル名 / プロジェクト名 | ❌ 影響しない |
| コメントの内容 | ❌ 影響しない(書いた人の言語のまま) |
つまり、Figma の UI を日本語にしても、英語で書かれているテキストレイヤーが自動翻訳されるわけではありません。デザインの中身を日本語にしたい場合は、フォント選択 → テキスト編集 という別作業が必要になります。
日本語テキストを綺麗に表示するための別論点
デザイン内で日本語テキストを使う際は、フォント選び(Noto Sans JP / ヒラギノ / 游ゴシックなど)や行間・カーニングの調整が品質を左右します。XD から Figma へ日本語テキストを移行したときの再現精度(ベースライン補正・グリフ描画)については 日本語テキスト完全性ガイド で詳しく解説しています。
🔧 日本語化でつまずきやすいポイント
設定を変えたのに UI が英語のまま
ブラウザのキャッシュやデスクトップアプリのセッション状態が影響している場合があります。ページをリロード(Web 版)または アプリを再起動(デスクトップ版)すると反映されます。それでも変わらない場合は、設定画面で言語が正しく 日本語 に保存されているかを再確認してください。
一部の項目だけ英語のまま
新機能や Beta 機能、サードパーティ統合機能 などは、日本語化が遅れる場合があります。Figma 全体としては段階的に翻訳が進むため、しばらく時期を空けて再確認すると改善されていることがあります。重要な操作で意味が分からない場合は、英語 UI に一時的に戻して 操作対応を確認するのも実用的です。
モバイル版で日本語に切り替えられない
モバイルアプリ単独の言語切り替え設定は提供されていないのが一般的です。端末(iOS / Android)の OS 設定で表示言語を日本語に変更 すれば、Figma モバイルアプリも日本語で表示されます。
同じアカウントを複数端末で使うとき
Web 版で言語設定を変更すれば、デスクトップ版にも基本的に反映されます(アカウント単位で同期されるため)。モバイルアプリは OS 設定に従うので、端末ごとに OS 言語が異なる場合は表示言語が分かれることがあります。
言語切り替えの頻度に制限はあるか
設定画面で何度でも切り替え可能です。日本語と英語の対応関係を学習する目的で、定期的に切り替えながら使うこともできます。
🔌 プラグインの日本語対応について
Figma 本体を日本語化しても、プラグインの UI は各プラグインが個別に対応する仕組み です。Figma の言語設定だけでは、プラグインのメニューやダイアログまで日本語にはなりません。
プラグインを多用する方は、主要プラグインが日本語 UI に対応しているかどうか を選定基準に加えると、操作性が大きく変わります。特に変換系・自動化系のプラグインは、エラーメッセージや確認ダイアログを正確に読み取る必要があるため、日本語化の有無が実務上の差として出やすい領域です。
Pixel Fine Converter は日本語 UI 対応
XD → Figma 変換プラグインの Pixel Fine Converter は、v1.3.0(2026 年 5 月リリース)から日本語 UI に対応しています。Figma 本体を日本語にしているユーザーが、操作の文脈を切らさずにそのまま使えるよう、メニュー・オプション説明・進捗メッセージ・エラー表示まで日本語化されています。XD 移行作業を日本語環境で完結させたい方は試してみてください。
💬 よくある質問
Q: Figma の日本語化に追加料金はかかりますか?
A: かかりません。Figma の表示言語設定は無料で利用できる機能で、Free プラン・有料プランに関係なく 日本語に切り替えられます。
Q: 日本語化したまま英語のチュートリアル動画を見ても操作は追えますか?
A: 概ね追えます。Figma のメニュー名は英語と日本語が 直接対応している ものが多く、「File → ファイル」「Frame → フレーム」のように 1 対 1 で読み替えできるためです。慣れるまで日本語と英語を行き来して使うことも可能です。
Q: チームで言語設定を統一する必要はありますか?
A: 必要ありません。言語設定は 各ユーザー個別 で、ファイルを共有しても表示言語はそれぞれの設定に従います。日本語ユーザーと英語ユーザーが混在するチームでも、同じファイルを共同編集できます。
Q: 日本語化したら英語に戻せますか?
A: 戻せます。設定画面で言語を English に切り替えれば、いつでも英語 UI に戻ります。切り替え回数の制限はありません。チュートリアル動画やドキュメントが英語の場合、一時的に英語に戻して操作を確認するのも実用的です。
Q: Figma の対応言語は日本語以外にもありますか?
A: 日本語のほか、複数の言語に対応しています。最新の対応言語は Figma の 設定画面の言語セレクタ で一覧確認できます。アップデートで追加されることがあるため、最新の対応状況は公式情報を参照してください。
Q: デザイン内のテキストも自動で日本語化されますか?
A: いいえ、自動翻訳はされません。UI 言語の設定は、Figma の操作画面(メニューなど)の表示言語にのみ影響 します。デザイン内のテキストレイヤーは、ユーザーが入力した内容のままです。日本語のデザインを作るには、テキストを手動で日本語に書き直す必要があります。
✅ まとめ
Figma の日本語化は、設定画面から表示言語を切り替えるだけ の手軽な操作です。英語 UI で操作に詰まる前に、まず日本語に切り替えてしまうのが効率的です。
この記事のポイント
- Figma は 日本語 UI に公式対応 しており、設定画面から切り替えできる
- 日本語化されるのは 操作系の UI(メニュー、パネル、ダイアログ、設定画面)
- デザインデータの中身(テキスト・レイヤー名)は UI 言語の影響を受けない
- 新機能の翻訳ラグ や コミュニティコンテンツの英語 は割り切って付き合う
- プラグインは個別対応 — 日本語化対応プラグインを選ぶと操作性が安定
XD から Figma への移行で日本語環境を整えたい方は、Figma 本体の日本語化 → 移行ツールの選定 → デザインデータ内の日本語テキスト品質 の順に整理していくと、英語 UI に消耗せずに移行作業に集中できます。
Figma を日本語化しているユーザーがそのまま使える日本語 UI(v1.3.0〜)。Free プランで 3 アートボードまで試せます
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